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梅雨の時期に気を付けること

こんにちは。

動物看護師の魚崎です。

6月に入り、いよいよ本格的に梅雨入りしましたね。

毎年のことですがこの時期はジメジメしていてあまりスッキリしないので私は夏が待ち遠しく思います🌻

 

さて、梅雨の時期は気温や湿気の関係で、色んな病気が出てきやすい時期です。

今回はこの季節に気を付ける主な病気についてまとめてみました

 

 

●体調不良

梅雨は気温の変化や多湿によって身体がついていけず、疲れやすい時期です。

この時期はよく元気がない、食欲不振、下痢や嘔吐など様々な体調不良を訴える子が増えます。

特に下痢・嘔吐になった子の中には傷んでしまったご飯を食べてしまったことで起こる場合があります。

わんちゃんやねこちゃんのご飯には様々なものがありますが、ご飯を開封してどのくらいの日数で食べきりますか?

ご飯にはいろいろな成分が含まれていますが、今回注目したいのは酸化です。

ご飯が酸化すると、風味が落ちるだけでなく、ご飯がベタベタしてきたり、色や味が変わってきます。

これにより品質や栄養の低下を招き下痢や嘔吐などの体調不良になることがあります。

特にこの梅雨の時期の高温多湿という環境は菌にとっては最高の環境です。

ご飯が湿気る原因となり、気をつけていないとカビがはえることも・・・

ご飯(ドライフード)は開封してから1か月ほどで食べきるサイズがいいでしょう。

水分が多いご飯(パウチや缶詰製品など)は長持ちしないのでその日のうちに食べなければ処分してください。

これを機に一度お家の子のご飯のサイズを見直してはいかがでしょうか?(^^)

 

 

●外耳炎

湿気により耳の中が蒸れることで細菌が増えやすくなり、耳に悪さをすることで外耳炎となることがあります。

普段から耳が赤くないか、臭いがしないか、頻繁に頭を振ったり痒がったりしていないかチェックしてあげてください。

掻くことが増えると、耳や周りの皮膚に傷が出来たり、脱毛がおこったりします。

そのままにしておくと、炎症をおこし、耳が腫れて悪循環となることが多いです。

特にたれ耳のわんちゃんや耳の穴が狭い小型犬などは、耳の汚れが溜まったり、蒸れやすいので気を付けてあげてください🐶

しかし!耳のケアのやりすぎも外耳炎の原因となる場合があるため、気になる場合は気軽にお問合せください。

 

 

●皮膚病

高温多湿や紫外線が強くなり、寄生虫も活発になる時期です。

また、換毛期とも重なるため抜けた毛が体に残り、細菌やカビが発生しやすくなります。

主な症状として、普段よりも身体を痒がる、皮膚が赤い・出血している・ただれている、皮膚が見えるほど毛が抜けてしまっている、などがあります。

症状がひどい場合は薬用のシャンプーやお薬の服用が必要となります。

食事などが悪化原因となっている場合などには原因を除去する必要もあります。

わんちゃんやねこちゃんは毛に覆われていて、皮膚炎をみつけるのが難しいため、普段のコミュニケーションの中でチェックしてあげてください

 

 

以上、梅雨の時期に気を付ける主な病気のまとめでした!

何か気になることがありましたらお気軽にご相談ください!(^^)

ノミダニの予防について

動物看護師の上田です。

5月に入り急に暑くなって来ましたね‼

自粛ムードでお家で過ごす時間が増え体調とか崩したりしてませんか(*^^*)

これからますます熱くなりますが、ワンちゃん、ネコちゃんや飼い主様も

室内の温度管理や水分摂取などをして、くれぐれも熱中症には気を付けて

くださいね(^^♪

さて、予防(フィラリア、狂犬病、ノミダニ予防)の季節になりました!

今回は、ノミダニの予防についてお話したいと思います🎶

気温が13度を超えると活動を始めます。

ワンちゃん、ネコちゃんの体に、ノミ・マダニが寄生すると激しい痒みからの皮膚炎や

ノミの唾液に含まれる物質によりアレルギーなどを引き起こしたり、マダニが媒介する

”犬バべシア症”などの病気を引き起こすこともあります。

また、人に感染する”ライム病”や”SFTS(重症熱性血小板減少症候群)”などの疾患を

媒介する危険性もあります。

近年、ダニによる人への被害が話題になりました。

ペットや飼い主様たちの健康を守るためにも、マダニが増える4月~12月はしっかりと

予防してあげましょう(*^-^*)

当院では、スポットタイプやチュアブル(お肉タイプ)をご用意してます!

最後にフィラリア予防接種をされている飼い主様へ

今年は、フィラリア予防接種の薬剤が、製薬会社の方にも在庫がなく工場でも

製造が追いつかない状態になってます。当院でも在庫が少なくなっています。

特に注射で予防している飼い主様は、電話でご連絡いただいての予約待ちになっており

薬剤が入荷次第のご連絡となってます。

もしご不明な点があればいつでも対応いたしますのでご相談ください。(>_<)

ご迷惑お掛けしますが宜しくお願い致します。

わんちゃん、ねこちゃんの行動

だいぶ暖かくなり春らしくなってきましたね。

最近は新型コロナの流行や花粉の影響で手洗いうがい、マスクが手放せません。

 

話は変わりますが今回はわんちゃん、ねこちゃんが行動で何を伝えているか少しご紹介したいと思います。

周りの状況により変わったりもしますので「これ!」と断言することはできませんが「こういう場合もあるよ」くらいの気持ちでお読みいただけたらと思います。

 

●尻尾を振る

わんちゃんで尻尾を振るといえば「嬉しい」など好意的な意味を一番最初に思い浮かべると思いますが実は色々な気持ちが隠れています。

・低い位置で小刻みに振る→嬉しさや期待をしている状態

            家族が帰ってきた時や大好きなおもちゃで遊ぶ時などに見られます。

・高い位置で小刻みに振る→牽制や警戒をしている状態

            散歩中に知らない人や他のわんちゃんに出会った時などに見られることがあります。

・大きく振っている   →友好的なアピールをしている状態

            大好きな人やわんちゃんに会った際に構って欲しい時などに見られます。

・お尻ごと全力で振る  →信頼、甘えたい状態。わんちゃん同士では自分を低く見せる行動とも言われます。

・            大好きな人に会った時や子どものわんちゃんが大人のわんちゃんに会った時などに見られます。

・目が会った時に振る  →期待している状態

            遊んだり構って欲しい時などに見られます。

 

一方ねこちゃんも尻尾を振ることで色々な気持ちを表しています。

・小刻みに振る       →イライラ状態

・              起こされた時やあまり構って欲しくない時などに見られます。

・激しく強く振る      →小刻みより更にイライラ状態

(床に叩きつけることも)   触られたくない時や何かをやめてほしい時などに見られます。

・大きく左右にゆっくり振る →考え事やリラックスしている状態(座っているか寝転んでいる場合)

              お気に入りの場所にいる時などに見られます。

             →警戒や少し興奮状態(立っている場合)

              見慣れないものを見た時などに見られます。

・名前を呼ぶと小さく振る  →返事

・              眠たい時やリラックスしている時などに見られます。

 

●あくびをする(わんちゃん)

眠たい時にもでますが、「自分や相手の気持ちを落ち着かせようとする時」にもあくびをすることがあります。

普段の生活では叱っている時などにあくびを見ることがあるのではないでしょうか。

私たち人は叱られている時にあくびをすると大変なことになりますが…わんちゃんの場合、叱られるストレスを緩和させようとしていると同時に「これ以上叱らないで、落ち着いて」とご家族に訴えていると言われています。

診察室でもあくびをするわんちゃんをお見かけすると「頑張ってくれているね」とよく思います。

 

●人の顔を舐める(わんちゃん)

大好きですという「愛情表現」、あるいはごはんちょーだいなどの「おねだり」と言われてます。

子どもの時、お母さんにごはんをねだる際にする行動であり、その名残だとも考えられてます。

意味がわかると更に可愛い行動ですが、感染症の危険性もありますのでお気をつけください。

 

●モミモミする、吸いつく(ねこちゃん)

ご家族の腕や体の上にのったまま、あるいは洋服や毛布にモミモミしたり吸い付く姿を見たことがあるのではないでしょうか。

これは「幸せ気分に浸っている」と言われています。

ねこちゃんは子どもの頃、母乳の出をよくするためもむ習性がありまが、離乳時期がくると、お母さんが追い払うようになります。

この行動は完全に離乳する前にお母さんと離れてしまったねこちゃんに多いとされています。

リラックスする姿は可愛いのですが、少し切ないお話ですね。

また、毛布やセーターなどに吸い付くねこちゃんは誤って食べないように注意も必要です。

 

●ゴロゴロ喉を鳴らす(ねこちゃん)

「喜んだり満足している」時が一番有名ですね。

顎の下を撫でたり首周りをかくとゴロゴロ鳴らしてくれるねこちゃんも多いと思います。

他にも、すり寄りながらゴロゴロ鳴らすねこちゃんは「撫でて」や「ごはん」と「おねだり」していることもあります。

ここで注意が必要なのは、「嫌な気分」や「痛みなど体の具合が悪い時」にゴロゴロ鳴らすことがあるということです。

ゴロゴロ鳴らしている時は、「鎮痛作用」や「多幸感」をもたらす物質が分泌され、ねこちゃん自身の苦痛を軽減させると言われています。

また、「ゴロゴロ音」は人に対しても骨折の回復を早める効果やリラックス効果があると言われています。

まだまだわからないことも多い「ゴロゴロ」ですが、こうしてみると奥が深く面白いですね。

 

 

いかがでしたでしょうか?ほんの一部ですが、少しでも伝われば嬉しいです。

他にもわんちゃんやねこちゃんとコミュニケーションをとる際に使える行動もありますのでそれはまた次の機会にお話させて下さい。

以上、看護師の阿部でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

接遇研修報告

こんにちは、動物看護師の魚﨑です。

早いものでもう3月に突入ですね…
最近は寒い日が続いたと思えば暑いくらいの日もあり時間帯によっても寒暖差が激しくなっていますね。
寒暖差が大きいとわんちゃん・ねこちゃんも体調を崩しやすくなります。
場合によっては朝までいつも通りだったのに、夕方突然呼吸が苦しくなってしまうこともありますので、呼吸や体調をよく観察してあげてください!

さて、2月26日、27日に接遇研修に参加してまいりました!
この研修には病院スタッフ全員で参加しました(*^^)

この間、休診とさせていただいておりましたので、お電話や来院いただいた患者様には大変ご迷惑をおかけ致しました。

私たちが参加させていただいたのはお客様へのサービスの基本的な考え方や研修先での従業員に対するトレーニングの方法を教えてくださる内容となっていました。
これらを講義と3人1組のグループワーク、体験という形で実施しました。

講義では内容はもちろん、講師も相手を楽しませてくれるような伝え方をしてくださるのでそんなところにもサービス精神を感じました。

グループワークではスタッフ同士でも色々な考えがあり、考え方の違いを垣間見ることができ、接遇の大切さを知ることができました。

特に私の印象に残ったのは、共に働くスタッフ同士の目指すゴールが同じでないとバラバラになってしまう、というお話でした。
では、当院の目指すゴールは?というグループワークを行った際、病院のゴールであったり、個人のゴールであったりと様々でした。
しかし、今回のグループワークを行ったことで、MIRU動物病院が目指すゴールはホームページにもありますが「ペットとご家族に寄り添った医療を提供すること」というゴールに統一されました。
今後も言葉を話せない動物からのSOSを、少しでも早く見つけられるようにという想いを忘れず、一匹一匹親身な対応を心がけ、大切なパートナーの健康生活をサポートさせていただきます。

これからもスタッフ一丸となって日々努力を重ねて参ります!