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わんちゃん、ねこちゃんの老化
湿度も高く、暑い日が続いていますね。
私は最近「シニア」について勉強することが多いので今回は「老化」についてお話したいと思います。
近年わんちゃんは約14歳、ねこちゃんは約15歳と平均寿命ものびています。
人の65歳に🐶🐱を例えると小型、中型のわんちゃんとねこちゃんは約12歳、大型のわんちゃんは約8~9歳といわれています。
ほとんどのシニア用フードが7歳位から設定されているのを考慮すると、7歳辺りから「初老期」、12歳辺りから老化が本格化する「高齢期」といえるのではないでしょうか。
ということは…なんとわんちゃん、ねこちゃんの一生の半分は「シニア」といえます!
しかし人でも差があるように同じ年齢でもシニアと思えない位元気な子も勿論います。
そこでわんちゃん、ねこちゃんの「老化」と聞いてどんな症状(状態)を思い浮かべますか???
足腰が弱くなる、耳が遠くなる、認知症になる…よくお聞きする症状の1つです。
わんちゃんは大きく5つ、ねこちゃんは7つに分けてご紹介していきますね。
🐕わんちゃん🐕
●見当識障害
例:壁の前でぼんやり立ち尽くす、通り抜けられない場所でぶつかる、知っている場所で迷子になる、親しい人や動物がわからなくなる etc
●人や動物との関わり方の変化
例:以前できていた留守番ができなくなる、異常に甘えてくる、怒りっぽくなる etc
●睡眠の変化
例:昼夜逆転する、1回の睡眠が短くなる etc
●学習したことを忘れる
例:トイレの場所がわからなくなる、「お手」などの合図に反応しなくなる etc
●活動性の変化
例:ウロウロと歩きまわる、同じところをグルグルまわる、寝てばかりいる、刺激に対する反応が鈍くなる etc
🐈ねこちゃん🐈
●過剰に鳴く
例:夜鳴きが増える、混乱したように鳴く etc
●社会的関わりの変化
例:家族との交流が減る、異常に甘えてくる、怒りっぽくなる etc
●不適切な場所での排泄
例:トイレでない場所での排泄、トイレの場所がわからない etc
●見当障害
例:部屋の隅や家具の裏に入り込む、ぼんやり1点を見つめる etc
●活動性の変化
例:徘徊する、グルーミングをしなくなる etc
●学習したことを忘れる
例:ごはんを食べたことを忘れておねだりを繰り返す、トイレやおもちゃの場所を忘れる etc
これはほんの一部ですがわかりやすいものからわかりにくいものまで様々な症状があります。
おうちのわんちゃん、ねこちゃんはいかがですか??
「うちの子ちょっとボケてきたんよ」「もう年やけんねぇ」
シニア世代のわんちゃん、ねこちゃんのご家族とお話をしているとよくお聞きします。
ただ老化と思っていても、そこに病気が隠れていることもあります。
例えば、「トイレを失敗する」のは認知症でトイレの場所がわからないこともあれば、膀胱炎でトイレが間に合わないこと、関節炎でトイレまでたどり着けないこともあります。
「年だから仕方ない」「こんなこと話してもしょうがない…」
そんなことはありません!
勿論病気のこともですが日常であった変化や気になっていることどんな些細なことでもお話いただくと嬉しいです。
以上、看護師の阿部でした。
避妊、去勢手術のメリット&デメリット
動物看護師の新居です。
今年は梅雨入りも早く、じめじめしたり暑かったりと体調管理が難しい季節になってきました。
お家でのワンちゃん、ネコちゃんの体調はいかがでしょうか。
少しでも体調の変化がありましたら、お気軽に病院の方までご相談ください。
1月頃からパピークラスのお手伝いをさせていただいています。まだまだ勉強中ですが、ワンちゃんと飼い主さんの力になれるように日々頑張っていきます。
パピークラスに参加してて思ったのが、「避妊、去勢」についてよく聞かれることが多い印象をうけました。
なので今回は避妊、去勢手術のメリット、デメリットについてお話ししたいと思います。
〇避妊、去勢のメリット
①病気の予防
メスは、子宮に細菌が侵入し膿がたまる「子宮蓄膿症」の予防や早期に手術をすると「乳腺腫瘍」の発症率が低くなります。
乳腺腫瘍は、初回発情前に避妊をすると発生率がかなり低くなり、初回発情後で約10%以下、2回目以降では約25%となります。
また、犬では50%が、猫では90%が悪性になると言われています。
オスですと前立腺肥大や会陰ヘルニア、精巣腫瘍の予防ができます。
②問題行動の減少
性ホルモンが原因で起きる問題行動が減ります。
オスだとメスの発情を感じたら遠吠えをしたり、脱走してメスのところへ行こうとします。
メスの取り合いでオス同士で喧嘩をするかもしれません。
去勢をすることで緩和することができます。
メスはそわそわし、落ち着きがなく手術をすることで性的なストレスが軽減されます。
③望まない妊娠を防ぐ
交配させる予定がなかったとしても、室外に飼っている子だと知らないうちに他の犬が侵入して交配、妊娠する可能性があります。
〇避妊、去勢のデメリット
①術後太りやすくなる
性的な活動がなくなるため、基礎代謝が下がります。そのため、太りやすくなると言われてます。
当院では、避妊、去勢術後に太らせないためのフードを取り扱っています。
ロイヤルカナンの「ニュータードケア」で、低カロリーで食物繊維が配合されるため満腹感が得られ肥満防止につながります。
また、尿石にも配慮しています。ストルバイトやシュウ酸カルシウムのケアのため、ミネラルを調整しています。
②全身麻酔のリスク
避妊去勢手術は全身麻酔で行っています。安全性が高くなっていますが、100%安全とは言い切れません。
手術前には術前検査(血液検査やエコー検査など)を必ず行い、麻酔をかけても大丈夫か確認を行います。
いかがだったでしょうか?
当院では飼い主さん向けの避妊、去勢のパンフレットをご用意しています。
手術をお考えの方、迷われている方などお気軽にご相談ください。
梅雨による疾患
暖かくなり梅雨に入ったとともに予防接種の時期になりました。
皆様は梅雨の時期はどうお過ごしでしょうか?
じめじめしていている梅雨の時期は菌などが増えやすくなります。
湿度が高い時は暑さもありますし除湿器か
軽くお腹を冷やさない程度の温度でエアコンを
つけてみてもいいかもしれません。
外耳炎や皮膚疾患のある子は冬の乾燥とは違い
夏の季節による蒸れや暑さ、太陽の日差しによって
症状が強く出る子もいます。
日中の散歩はさけ、暗くなってきても道路は熱がこもっている時があるので
肉球がやけどしないようにアスファルトが熱くないか
人の手で確認してから日差しの弱い時間帯に散歩をしましょう。
窓から外を見たりするのが好きな子は日光皮膚炎になる可能性があるので
日光で顔が日焼けをしないよう気を付けて見てあげてください。
窓にUVカットシートを張ってみるのもいいかもしれません。
毛が短く肌が弱い子はエアコンの風や日差しから皮膚を守るため
嫌がらなければ薄い洋服を着せてあげてみてください。
皮膚に何か症状が出ましたら当院は薬浴もございますので
一度診察でご相談になりますがよければご来院下さい。
以上。看護師兼トリマーの藤田でした。
食べてはいけないもの②
寒暖差が激しい日が続いてますね。
私たち人もですが、わんちゃん、ねこちゃんも体調を壊し気味の子が多いように感じます
早くあたたかくなって欲しいですね…🌸
今回は前回に続いて「食べてはいけないもの、注意が必要なもの」をご紹介していきたいと思います。
●アボカド🥑
アボカドには「ペルシン」と呼ばれる殺菌作用もある反面、毒性を持つ成分が含まれています。
「ペルシン」は人では大丈夫ですが、わんちゃん、ねこちゃん、特に鳥類では毒性が強いといわれています。
主に皮、樹皮、種、葉に含まれているとは言われていますが、種から果肉に達するおそれもあります。
わんちゃん、ねこちゃんの体質にはよりますが、嘔吐、下痢などの軽い胃腸障害で済む場合もあれば、
呼吸困難、肝障害、ケイレンなどの重篤な症状を引き起こす場合もあるので注意が必要です。
残念ながら、「どの位食べたら危険か」「どの位の時間で症状がでるか」などははっきり解明されていないので、
まだまだ謎な部分が多い食べ物の1つとなっています。
また、最近では毛や皮膚を健康に保ったり、抗酸化作用があるといわれており、
アボカドを配合したフードやシャンプーなどを見かけることもあると思います。
アボカドはたくさん種類があるため、種類によって「ペルシン」の含有量も変わってきます。
そのため、「ペルシン」が含まれていない部位や含有量の少ない品種が使われていたり、工夫がされていると考えられます。
ですが、体質にもよりますので、心配であったり、軽くでも症状がでる場合は避けてあげた方がいいかもしれません。
また、アボカドを観葉植物としておいてある場合もあると思います。
日本で出回っている品種は「グアテマラ系」のアボカドが多く、此方は「ペルシン」の含有量が多いものとなります。
悪戯をするタイプの子はアボカドを別の部屋に移動させたり、ネットをかけるなど工夫が必要です。
最後に、アボカドに限らず果物系もですが、種を丸のみしてしまった場合は、胃や腸でつまる可能性がありますので、
様子を見ずに、すぐにご相談していただきたいと思います!
●ナッツ類
今の時期はチョコレートに入っていることも多く特に注意したいのがナッツ類です。
少しですが紹介していきますね。
①マカダミアナッツ
中毒性があるとはいわれていますが、詳しい成分はまだ明らかになっていません。
「どの位の量を食べたら…」ということもはっきりとはわかっていませんが、少量(1粒)でも症状がでることがあるといわれています。
わんちゃんでは、嘔吐、下痢だけではなく、立ち上がれなくなってしまったり、ケイレン(震え)を起こすこともあります。
急性で多くは早くに症状がでるといわれていますので食べてしまった時はお早めにご相談下さい。
また、ねこちゃんははっきりとは書かれていませんが、わんちゃん同様注意した方がいいと言われています。
②アーモンド
わんちゃんはアレルギーではない限り、中毒を起こす成分は含まれていません。
しかし、マカダミアナッツと同じく脂肪分が多いので消化不良を起こしてしまうことがあるのでおすすめはできません。
ねこちゃんはアーモンドでも「ビターアーモンド」と呼ばれる種類はかなり注意が必要です。
青酸化合物である「アミグダリン」という成分が多く含まれており、少量でも命に関わることがあります。
普段スーパーなどで炒って売られているアーモンドは「スイートアーモンド」と呼ばれる種類になります。
「ビターアーモンド」は食品の香りづけ、香水、油などに使用されているものになりますので、誤って舐めないように注意が必要です。
●観葉植物🍃
此方も種類別にご紹介していきますね。
①ポトス
とても人気のある観葉植物の1つですが、わんちゃん、ねこちゃんにとってはよくない植物になります。
ポトスはサトイモ科に属し、樹液には「シュウ酸カルシウム」という成分が含まれています。
誤って葉や茎をかじってしまうと、口腔内を中心に炎症が広がり、腫れたり、吐いてしまうことがあります。
②アロエ
私たち人にとっては美肌効果や整腸作用があり良いイメージのあるアロエですがわんちゃん、ねこちゃんにとってはそうではありません。
嘔吐、下痢などの胃腸障害を引き起こすことがあります。わんちゃんではさらに腎炎など重篤な症状になってしまう場合もあります。
アロエも部位や品種によって含まれている成分が違います。
わんちゃん、ねこちゃん用に開発されているものであれば、何らかの工夫がされていると思われます。
また、人用の「アロエヨーグルト」はすぐに重篤な症状がでることはなくとも、
体質によって胃腸障害(アロエ以外にも乳糖が分解できない体質の子は下痢をする可能性があります)や
アロエ自体にアレルギーがでることもありますので注意が必要です。
③ユリ(科)
わんちゃん、ねこちゃんでは比較的有名な植物の1つだと思います
嘔吐や下痢などの胃腸障害や多飲多尿、ケイレン、腎不全など症状も重くなることがあります。
特にねこちゃんでは急性腎不全となり命に関わることも珍しくありません。
ユリの中毒成分はまだわかっていません。
花や茎、葉だけではなくユリを入れた花瓶の水を飲むだけでも症状がでる可能性があると言われていますので少量でも注意が必要です。
●トマト🍅
ねこちゃんでは珍しいかもしれませんが、好んで食べているわんちゃんは多いのではないでしょうか。
トマトは基本的に「熟して」いれば問題はありません。
ただ熟していない青いトマトや花、茎、葉には「トマチン」と呼ばれる成分が含まれています。
これをわんちゃん、ねこちゃんが食べてしまうと嘔吐、下痢、血便などの胃腸障害がでる場合があります。
また、皮はもともと消化をしにくいので剥いてからあげる方がいいとも言われています。
因みに余談にはなりますが、「交差反応」と呼ばれるアレルギー反応があります。
似たような構造をもつタンパク質を異物と認識してアレルギー症状をだしてしまう反応です。
人では「ブタクサ」「スギ」「イネ科」など花粉症の原因となるものと交差反応があると言われています。
必ずでるわけではないですが、わんちゃん、ねこちゃんでも花粉症疑いやアトピー疑いがある子は避けた方がいいかもしれません。
いかがでしたか?
前回と同じ言葉にはなりますが、物によって量や症状がでる時間が異なるため気づいた時点で
「いつ」、「何を」、「どのくらい」食べたか教えていただくととても助かります。
(成分のわかるパッケージや量を推定するため食べかけのものなどご持参いただくとより助かります。)
以上、看護師の阿部でした🐕🐈
