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寒くなってくると… /犬鹿島イベント中止のお知らせ
こんにちは!
動物看護師の魚崎です。
11月後半になり寒さも一段と厳しくなりましたね。
日差しが恋しい季節となりました🌞
冬場は飲水量の低下によりおしっこトラブルを起こすことが増えますので、おトイレの回数や尿量には十分注意して見てあげてください。
と、いうことで!
今回は冬場になるにつれて増える病気、「尿道閉塞」をご紹介したいと思います。
まず膀胱から尿の出口までの通り道を尿道と呼び、その通り道が何らかの原因で塞がり、排尿が困難になってしまうことを尿道閉塞といいます。
解剖学的な違いからメスよりもオスで多く発症します。
中でも「オスのネコちゃん」で多く見られますが、オスのわんちゃんでも発症する場合があります。
・トイレに何度も行くが、おしっこが少ししかでない
・まる一日おしっこがでていない
・血尿がでた …etc
こんな様子が見られたら要注意です‼
この時点では、尿が少しは出ているため、様子をみられることが多いようですが、繰り返すうちに膀胱や尿道の炎症が悪化し、痛みも伴ってきます。
やがて、尿が全く出なくなります。
この状態から急に悪化することもあります。
尿道閉塞は発見が遅れると嘔吐・元気消失・痙攣・昏睡など場合によっては命の危機に陥ることもあります。
そのため、尿が出ていないときはできるだけ早く病院に連れて行ってあげましょう🏥
特にネコちゃんはもともとお水を飲む量が少ないため、涼しい季節になると飲水量が減ったり、寝ている時間が長くなりトイレにいく回数が減ってしまうことでより濃縮されたおしっこを産生することとなります。
これらが要因となり夏季よりも冬季の方が尿路疾患の発症率が高くなります。
早く対処することがとても重要な病気なので、こんな病気があるということを覚えていてくれると嬉しいです。
最後にお知らせです✎
10月に紹介させていただいたこちらの犬鹿島でのワンちゃんのイベントですが…

コロナウイルスの影響により安全確保の観点から中止となりました。
楽しみにしていた方々にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
わんちゃん、ねこちゃんにとる行動
もう9月ですがまだまだ暑い日々が続いてますね🌞
わんちゃん、ねこちゃん、ご家族の皆様も体調の変化にご注意下さい。
今回は前回の続きでわんちゃん、ねこちゃんとコミュニケーションをとる際に使う行動をご紹介していきたいと思います。
●匂いを嗅がせる
わんちゃんやねこちゃんにとって「匂いを嗅ぐ」というのは「こんにちは🤝」という意味があります。
挨拶の仕方にそれぞれ違いがあるので分けてご紹介していきますね。
いきなり触ると怖がったり嫌がるわんちゃんやねこちゃんも多いので私はまずこの「挨拶」をすることが多いです。
~わんちゃん🐕~
①姿勢を低くしわんちゃんの目線の高さに近づく
わんちゃんの目線からすると私たち人はとても大きく見えます👀
そのまま上から触ってしまうと覆いかぶさるようにも見え、特に小型のわんちゃんでは怖がる子もいます。
ですのでなるべく姿勢を低くし目線の高さに近づけて下さい。
②手の甲の匂いを嗅がせる
わんちゃん同士ではおしりの匂いを嗅ぐことが多いのですが、人では中々勇気がいりますよね。
なのでその代わりに手の甲の匂いを嗅がせることが多いです。
まずわんちゃんの足の形🐾のようになるべく丸く握りわんちゃんの目線より下からそっと差し出します。
この時、勢いよく差し出したり目線より上から下に振り下ろすように差し出すと吃驚して噛むことがあるので要注意です。
③(嗅いでくれるようなら)徐々に触る
匂いを嗅がないわんちゃんは緊張していたり怖がっていてあまり触って欲しくない状態のことが多いのでなるべく触りません。
嗅いでくれるようなら嗅ぎ終わるまで待った後、そのまま顎下や首をそっと撫で、徐々に頭に近づけていきます。
いきなり頭を触ろうとすると怖がるわんちゃんも多いので下からゆっくり触る方がおすすめです。
~ねこちゃん🐈~
①人差し指を真っすぐ伸ばしそのままねこちゃんの鼻先にゆっくり持っていく
ねこちゃん同士の挨拶は鼻先同士をくっつけ匂いを嗅いだり、お尻の匂いを嗅ぎあったりします。
人では代わりに人差し指を持っていくことで匂いを嗅いでもらいます。👉🐈
ねこちゃんは先の尖ったものが近くにあると匂いを嗅ぐ習性があるのでそちらを利用しています。
その習性に反して匂いを嗅がない場合は、極度に怖がっている場合があるためそれ以上近づかないことをおすすめします。
②(匂いを嗅いでくれたorスリスリしてくれた場合)下顎を撫でる
匂いを嗅ぎ終わったあと…特にスリスリしてくれた場合はゆっくり下顎を撫でます。
ねこちゃんは下顎に「臭腺」と呼ばれる匂いをだすところがあり、撫でることにより匂いが手につきます。
その匂いがついたまま他の部分を触った方が少しでもねこちゃんが安心する要素が増えます。
ただし、長時間触っていると不機嫌になるねこちゃんもいるので注意してください。
●目を合わせる
人にとっては「アイコンタクト」はコミュニケーションの1つになっていますが、
初めましてのわんちゃんやねこちゃんにとっては目が合い続けることは「敵意がある」という意味になってしまいます。
勿論、信頼関係があるわんちゃんやねこちゃんにとっては愛情表現やコミュニケーションの1つとしても使われます。
それぞれ違いに注目してご紹介していきます。
~初めましてのわんちゃん、ねこちゃん🐕🐈~
わんちゃん同士が目を合わせ続ける場合、耳や尻尾などのシグナルを見てにはなりますが、緊張している状況になります。
私たち人でいう「ガンをとばしている」状態です。そのためそのまま喧嘩に発展することもあります。
ねこちゃん同士が目を合わせ続ける場合、まばたきをせず相手の動きをジッと見ていることがあります。
このような状態の時は、相手の動きに合わせてすぐ動けるよう構えていることが多く、此方もそのまま喧嘩に発展することがあります。
なので、特に緊張している初対面のわんちゃん、ねこちゃんとはなるべく目を合わせないようにするのがおすすめです。
それでも勿論目が合うことがあると思います。そんな時は、わんちゃんならば「目をそらす」ことで、
ねこちゃんならば「目をそらす」か「ゆっくりまばたきをする」ことで「敵意がない」ことを伝えます。
~自分の家のわんちゃん、ねこちゃん🐕🐈~
信頼関係ができているわんちゃん、ねこちゃんでは目を合わせることでコミュニケーションをとることができます。
わんちゃんではじっと目が合うのは「大好き」という愛情表現の場合もあります。
特に目が合ってしっぽを振ってくれるようならば、思わず撫でて可愛がっちゃいますね。
ねこちゃんでは目が合って「ゆっくりまばたき」してくれた場合、「大好き」という愛情表現になります。
基本的には同じように「ゆっくりまばたき」することで「大好き」を返しますが、
スキンシップが好きな子は顎の下などを撫でてあげるのも喜ばれることが多いです。
他にも、ごはんや遊んで欲しいなど何かを「おねだり」する時に目を合わせる子がいたり、
名前を呼ぶと目を合わせてくれる上に返事をしてくれる子もいます。
わんちゃんでは何か行動をする時(此方の道に進んでいいか、ごはんを食べていいかなど)に大丈夫か確認したり、
しつけの一環で「アイコンタクト」を使うことも多いですね。
まだまだありますが今回は少しご紹介させていただきました。
同じ行動でも関係性や状況によって違ってくるので難しいですが、少しでもわんちゃんやねこちゃんと仲良くなれると嬉しいです。
以上、看護師の阿部でした🐶🐱
開院1周年を迎えました
初めまして。動物看護師の新居です。3月に神戸の専門学校を卒業し、4月から看護師として勤務させていただいてます。働きはじめて4カ月余り経ち、まだまだ未熟者ですが命を携わる職として責任感がより一層高まっています。皆様にご迷惑をお掛けすることもあると思いますが、1日でも早く立派な看護師になれるようより一層努力いたしますので今後ともよろしくお願いします。
さて、当院2019年8月に開院して今月で開院1年を迎えることができました。これからもペットとご家族に寄り添った医療を目指して頑張っていきます。
そして...飼い主さんから院長の似顔絵をいただきました。満面の笑顔で描いてくれました。待合いに飾っているので是非お立ち寄りの際はご覧ください。

夏対策
🌞梅雨時期の六月が明け、夏の暑さも本番となります。
暑かったり寒かったりの中、連日の猛暑に突入しますが、
皆様はお元気でいらっしゃいますか?
大切な家族の夏対策はできていますか?
近年、ペットの熱中症が多くみられます。
私たち人と違い毛皮を着こみ、汗を一部しかかけない動物たちは暑さに弱いです。
そこで夏の対策について書き込みたいと思います。
●部屋の温度・湿度
室温25~28°
室温50~60%
温度が上がりすぎも危険ですが湿度も高すぎると体調に悪影響を及ぼします。
あくまで目安なので冷えすぎるとお腹を壊したりする子もいるので
その子にあった温度で冷房を付けてあげて下さい。
●水分補給
人や犬猫などの哺乳類は体の約60%ほどを水分が占めています。
夏の水分補給は冬の2倍必要とされます。
犬や猫の皮膚には一部しか汗腺がないため、人のように汗をかいて体温を下げることができません。
犬の場合、舌を出して「ハァハァ」と呼吸する「パンティング」で水分を蒸発させることで体温を下げています。
飲水量の確かめ方はお水を飲む器にメモリが入ってあるものを使ったり
500mlペットボトルや計量カップで水を入れ残った量を確認したり
あらかじめ計量した水を入れ24時間後に回収し減った量から飲水量を確認することもできます。
お水が減ってある場合は脱水症にならないように計量した水を継ぎ足してあげて下さい。
飲水量によって病気を発見する事もあるため試しにやってみるのもいいかもしれません。
1日だけの飲水量チェックだと、その日の水の蒸発具合や生理的な範囲での増減もあるため、できれば3日程度継続してみてください。
その上で、だいたいのその子の平均量と一般の平均量を比較し探ってみることをおすすめします。
●お散歩
気温の高い昼間の散歩は最も危険です。
外出は朝、夜の涼しい時間に済ませ、負担のかかる長距離の散歩はやめましょう。
道路のアスファルトは熱がとどまりやすいので日が暮れても熱をもっているかもしれません。
お散歩時に肉球が火傷しないように飼い主さんがアスファルトを触って熱くないか確かめてみてください。
散歩中は適度な水分補給も忘れずに!
●最後に
どんな子にも対策は必要ですが
特に暑さに弱い短頭種、子犬子猫、シニアは気を付けてあげて下さい。
呼吸がいつもよりはやくパンティングが激しかったり、
唾液の量が増えよだれをダラダラ流したり少しでも何か異常を感じた場合は
動物病院へお越しください。
ほかに何か気になる点がありましたらご相談ください。
以上、看護師の藤田でした。
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