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猫の魅力について
こんにちは!動物看護師の魚﨑です。
2月も終わりに差し掛かっていますが、最低気温がマイナスとなる日が続いていますね。
皆様、体調を崩さないように気をつけてくださいね💦
特に今は気温・気圧の変化によりお腹を壊す子が増えています。
下痢や嘔吐などの症状がないか注意して見てあげてください。
さて、過ぎてしまいましたが2月22日は「にゃんにゃんにゃん」の猫の日です!🐈
しかも今年は2022年「にゃんにゃんにゃん」です!
さらにさらに、寅年ということで、トラは大型ネコ科動物です🐯
猫づくしの今年は猫好きにとってはなんとも嬉しい年です☺
私も大の猫好きで、仕事中をはじめ生活のあらゆるところに猫に関連するものがあり幸せな日々を過ごしております。
と、いうことで!
今までは病気ばかりピックアップしてきたので、今回は、どうして猫ってこんなに魅力的なのか一緒に考えていきましょう✨
猫の魅力その① かわいくて幼い見た目
なんといってもネコの魅力といえばあの大きな瞳に幼いお顔ですよね。
猫ちゃんは「ベビースキーマ」とよばれる、人間や動物の赤ちゃんに見られる特徴があります。
この特徴により、私たちは赤ちゃんを「かわいい」と感じたり、自然と守ろうとしたりする心理が働くそうです。
では、その特徴とはいったい何なんでしょう?
・ずんぐりした大きな顔
・まんまるく大きな眼
・顔の中央よりやや下に位置する大きな眼
・短くて太い四肢
・全体に丸みを帯びた体型
・やわらかい体表面
などがあります。
もちろん個体差はありますが、猫ちゃんはこのベビースキーマの特徴をもっており、それが私たちの「ネコちゃん、可愛い!」という感情に繋がっているのでは、と言われています。
猫の魅力その② やわらかなからだ
猫ちゃんの筋肉は他の動物と比べてもとても柔らかなんです。
ワンちゃんと一緒にネコちゃんを飼っている飼い主様なら、特にその違いが分かりやすいと思います。
寝ているからだに触るとふんにゃりしていますし、リラックスした状態で持ち上げると想像以上にぐんにゃり伸びますよね。
こうした柔らかいからだは、筋肉の柔らかさと、関節の可動域が広いことが関係しています。
猫が音をたてずに歩き、高い気にも登れる瞬発力はこの柔らかい筋肉と関節のおかげなのです!
この柔らかなもちもちした感触が猫の魅力の1つとなっています。
逆にワンちゃんの体ががっしりとした筋肉と骨格をもっているのには、ワンちゃん特有の狩猟スタイルが獲物をどこまでも追いかけ続ける長距離ランナータイプであるからだといわれています。
猫の魅力③ 鳴き声
猫は本来、猫同士のコミュニケーションで鳴き声はあまり使わないそうです。
使ったとしてもワンちゃんほどのバリエーションはない、とされています。
というのも、基本的には単独生活の動物であり、鳴き声を使ったコミュニケーションをあまり必要としない動物だから、と考えられているからだそうです。
しかし、飼い主様との関わり方や多頭飼育ではよく鳴く子もたくさんいます。
「ニャー」というあの鳴き声は本当に可愛らしくて、癒されますよね。
声自体も可愛くてたまらなくなります。
猫の鳴き声は、国によって印象が違うようです。
日本では「ニャー」ですが、アメリカでは「meow(ミャオ)」、中国語では「mi mi(ミーミー)」などと、少し違うようです。
ただ、「猫の鳴き声はかわいい」ということはどの国にも共通しています!
他にも、ぷにぷにの肉球、もふもふの毛並み、寝姿など、可愛らしい点はたくさんあります✨
猫の日は過ぎてしまいましたが、このブログをきっかけに猫を飼っていない方も、飼っている方も、動画や家の子などでぜひ猫の魅力に浸ってみるのはいかがでしょうか?
癒されること間違いなしです!
犬の歯周病について🐶
動物看護師の上田です。
年末から一段と寒くなってきましたね(>_<)
今年もお家時間が増え、ペットとのんびりした時間を過ごしてみたり、
ほっこりあたたかい空間でペットと過ごす時間は飼い主さんの心を
癒してくれるはずです❣
話は変わり、今回は歯周病についてお話しします(^^♪
いままでワンちゃんと遊んだり抱っこした時お口の臭いを感じることはありませんか❓
お口が臭うと歯周病の可能性が…💦
歯周病は、歯垢や歯石が原因で歯を支える歯茎などの組織に起こる炎症です。
口臭、歯肉の腫れ、出血などの症状がみられ2歳以上の犬の80%以上が
歯周病にかかると言われています。
炎症がひどくなると、目の下に膿が溜まって腫れてきたり、
顎の骨が溶けて骨折することも…😢
また、歯周病の原因である歯周病菌は、心臓、腎臓、肝臓などの全身の臓器に悪影響を
及ぼし、胆泥症、糖尿病、腎臓病、心臓病など様々な全身疾患を引き起こすことがあります。
歯周病に対する治療は、歯石除去や口腔ケアがありますが、歯石除去は麻酔下での処置になります。
年に1回歯石除去することで、ワンちゃんの死亡リスクを20%減らしたという報告も挙げられていますが、
無麻酔による歯石除去は、歯や口腔内を傷つけるためおすすめはしていません。(当院では行っておりません)
なので、お家での口腔ケアが大切になります。
どのようなケアをすればいいのか?
日頃の口腔ケアが必要になってきますが、一番のケアは歯みがきです!(*^-^*)
犬の場合は、3~5日で歯垢が歯石に変わります。
毎食後に磨いてあげるのが理想ですか、1日1回短時間でもいいので歯みがきしてあげましょう🐶
難しいようなら最低でも3日に1度することで、歯垢を取り除く事はできるので、
できるときに、できる範囲で歯みがきをしてあげましょう‼(歯みがきシートでも可)
歯みがきが難しい場合は、その子にあったデンタルケア(サプリメント、デンタルガム、フード等)で
ケアしてあげましょう。
歯みがきでお口の中をケアすることは歯周病の予防につながるだけでなく、
ご家族とのコミュニケーションを深められる行為なので、正しい歯みがきで、お口の中を
ケアしていきましょうね!
※色々な種類のデンタルケア商品を取り扱っております。詳しくはスタッフまでお尋ねください。
犬種の由来と気をつけたい病気 Vol.1
気温もぐっと下がり、本格的に冬がやってきました⛄
今年ももう少しでおわりですが年越し準備は進んでますか??
わんちゃん、ねこちゃんのごはん、お薬の用意も12月中旬頃までにされるのがおすすめです🐶🐱
話は変わりまして、今回は「犬種の由来」と「気をつけたい病気」についてご紹介していきます。
(由来については諸説あるものやはっきりしていないものもあります)
病気には先天性のものや体質で避けられないものなど様々あると思いますが、
ご家庭で少しでも予防・工夫できるようなものをピックアップしていきたいと思います。
●ダックスフンド
~由来~
元々はウサギやアナグマなど穴に潜んでいる獲物を狩る狩猟犬でした。
ダックスの先祖と考えられる犬は胴も足も一般的な長さでしたが、
猟に適している個体を交配していき今の姿になったといわれています。
当時は「スタンダード・ダックス」でもアナグマと闘うため、大きい子は20kg近くもあったそうです。(現在は10kg前後)
その後、小さなウサギやネズミを捕るのに適した小さな個体を交配していき「ミニチュア」、「カニヘン」が誕生したり、
「スタンダード(スムース)」とスパニエル種を交配させた「ロングヘアード」、
「スタンダード(スムース)」とM.シュナウザーを交配させた「ワイヤーヘアード」など様々な種類が生まれました。
名前は、ドイツ出身なので、ドイツ語で「アナグマ」という意味の「ダックス」と「犬」という意味の「フント」が組み合わさってます。
ドイツ語では「ダックスフント」、英語では「ダックスフンド」と呼ばれ、日本では英語が採用されてますがどちらの読み方も正解です。
~気をつけたい病気~
●椎間板ヘルニア→足が短く、胴が長いので他の犬種に比べ、背中に負担がかかりやすくなっています。
・ソファなどの高いところや階段の上り下りは極力回数を減らす
・フローリングなど滑りやすい床にカーペットなど敷いてあげる(走ると一緒に滑っていくものはNG)
・頭が上、お尻が下の縦抱き抱っこではなく背中を床と並行にする横抱き抱っこにする
・足裏の毛が伸びる子は肉球からはみ出さないようにカットする
(人で例えると靴下でフローリングを歩いている状態なのでツルツルしたところで滑りやすくなります)
など普段から気をつけることで少しでも背中への負担を減らすことができます。
●プードル
~由来~
プードルは不明な点も多く、出身ははっきりとわかってはいません。
有力説として、16世紀頃にフランスの上流階級で人気が爆発したのでフランスとされることが多いようです。
元々は「スタンダード・プードル」で、水辺で猟をする猟犬でしたが上記がきっかけで、どんどん小型化されていき、
現在の「トイ・プードル」となりました。
「プードル」という名前はドイツ語で「水をバチャバチャさせる」という意味の「プーデルン」からきているといわれています。
~気をつけたい病気~
●膝蓋骨脱臼→「膝蓋骨」と呼ばれる膝のお皿のような骨がズレたり外れてしまう病気です。
小型犬に多い病気の1つで、事故などの外傷や先天性のもの、あるいは成長とともにあらわれてくることがあります。
予防のしにくい病気ですが、カーペットなどを使い床を滑りにくくしたり、高いところから飛び降りさせない、
ご家族の足元などで後肢のみを使ったジャンプを何回もさせないなど足への負担を少しでも減らすことはできます。
また、体重の軽い子や症状の軽い子は目に見えてわかりにくいことも多く、健康診断などで発覚することもあります。
スキップのような歩き方をしている、ケンケンしていたが暫くすると元に戻ったなど症状のある場合、
あるいは無症状だけど気になる方はお気軽にご相談下さい。
●腰痛 →意外に多いのが腰痛です。
抱っこすると鳴いたり、どこかわからないけれど触ると痛がるといった症状で来られることが多いです。
原因は様々ありますが、ご家庭で少しでも負担軽減できる方法はダックスの「椎間板ヘルニア」と同じになります。
●フレンチ・ブルドッグ
~由来~
小型のブルドッグとパグやテリア系を交配して生み出されたといわれています。
1800年代中~末頃にはフランスの上流階級で人気者となり、
「フランスのブルドッグ」という意味の「ブルドーグフランセ」(フランス名)と呼ばれていました。
その後、アメリカ人の目にとまり1900年代始めにはアメリカ国内でNO.1の人気犬種となります。
そして1912年に現在の「フレンチブルドッグ」(英名)に改名されました。
~気をつけたい病気~
●熱中症→マズルが短く、暑さや多湿が苦手です。
夏場は気をつける方も多いと思いますが、梅雨の高温多湿も注意が必要です。
扇風機のみの使用や窓を開けた換気のみでは不十分なこともありますので、お気をつけ下さい。
一概には言えませんが多湿、あるいは28℃を超えるようならば早めにクーラーの使用をおすすめしたい犬種の1つです。
●皮膚病→多湿が苦手で、アレルギー体質の子も多く、他の犬種に比べると荒れやすくなっています。
全身もそうですが、特に気をつけていただきたいのはシワの部分です。
汚れが溜まりやすく、ムレやすいので荒れることが多い部分の1つですが、お家で手入れしやすい部分でもあります。
お手入れ用の洗浄液(人用のアルコールティッシュはNG)で拭いたり、
シャンプーや濡れた後によく乾かす(シワだけでなく全身おすすめ)と予防に繋がります。
全身あるいは部分的に痒み、湿疹、発赤などがある場合はお早めに病院にご相談いただくと助かります。
●シュナウザー
~由来~
シュナウザーは2つ説があるといわれています。
1つはチャームポイントである「口ひげ」を意味する「シュナウツ」というドイツ語からきているといわれています。
もう1つの説は、1879年にドイツで開催されたドッグショーでスタンダード・シュナウザーが優勝しました。
当時は「シュナウザー」ではなく、「ラフ・ヘアード・ピンシャー」と呼ばれていました。
そこで、優勝した子の名前が「シュナウツァー」でしたのでそこからとって「シュナウザー」と呼ばれるようになったといわれています。
~気をつけたい病気~
●肥満→シュナウザーは活発なのでイメージにないかもしれませんが、太りやすい犬種といわれています。
肥満そのものが病気というよりは、肥満により患うリスクが高くなる病気があります。
例えば、シュナウザーは「糖尿病」や「尿路結石」など命にかかわることもある病気になりやすいといわれています。
遺伝的な要因もあるので、完全に予防することは難しいと思いますが、肥満はこれらのリスクをあげるといわれています。
人は運動で痩せることが多いですが、わんちゃんは運動だけで痩せるのは難しく、更に体に負担をかけてしまうこともあります。
適切な体型を維持するためには、適切な体重を知り、適切な種類&量の食事をとる必要があります。
一般的にBCS(ボディーコンディションスコア)を使って体型を評価することが多いので興味のある方は検索してみて下さい。
食事の量や種類も、年齢や体型によって変わってくるので注意が必要です。
困った時や悩んだ時は、お気軽にご相談ください。
いかがでしたか?おうちのわんちゃんはいらっしゃいましたか?
長くなりますので、他の犬種はまた次回ご紹介させていただきたいと思います。
以上、阿部でした。
猫のワクチンについて
動物看護師の新居です。
急激に気温が下がり、こたつが恋しくなる季節になってきました。
さて、今回は猫の混合ワクチンについてお話ししたいと思います。
当院では、①3種、②5種、③猫エイズのワクチンを取り扱ってます。
①3種で予防できるのは、「猫汎白血球減少症」「猫ウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス感染症」となります。
②5種では「3種」+「猫クラジミア感染症」「猫白血病ウイルス感染症」を予防することができます。
③猫エイズワクチンは、「猫免疫不全ウイルス感染症」の予防ができます。
予防できる感染症についてまとめました!
〇猫汎白血球減少症
「猫パルボ」とも呼ばれており、感染力の高い感染力となってます。
白血球が極端に少なる病気です。
感染すると強い胃腸炎に襲われ、下痢や嘔吐、高熱といった症状を起こします。
子猫の場合だと重症化しやすく、非常に致死率の高い疾患となってます。
〇猫ウイルス性鼻気管炎
ヘルペスウイルスによる感染症です。
くしゃみや発熱、下痢、食欲不振などの風邪の症状がでます。
症状が悪化すると、肺炎や脱水症状を引き起こし亡くなることがあります。
〇猫カリシウイルス感染症
咳、くしゃみ、発熱、鼻水といった風邪の症状が続き、悪化すると舌や口周りに水疱や潰瘍がみられ、肺炎を起こすことがあります。
他のウイルスとの混合感染で合併症などを起こすことがあり、最悪亡くなることがあります。
〇猫クラミジア感染症
クラミジアという細菌の一種によって引き起こされます。猫同士の接触でうつり、まれに人への感染もおこります。
症状は主に、結膜炎と上部呼吸器症状がみられます。
まれに、発熱や食欲不振、体重減少が起こることがあります。
〇猫白血病ウイルス感染症
白血病の原因となるウイルスが体内に侵入することで、免疫機能の抑制、貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れます。
ノミなどの媒介生物から感染する可能性も報告されています。
感染猫の血液や唾液、尿、便などに多くのウイルスが含まれているため、グルーミングや食器の共有によって感染することがあります。
〇猫免疫不全ウイルス感染症
白血球が作れなくなり免疫機能が低下し、一度感染すると完治できない感染症です。
人に感染することはなく、猫同士のみの感染となり、感染猫との接触で感染します。主に感染猫とけんかをし、ケガをすることで感染することが多いです。
完全室内で外猫との接触がなければ3種、外に出る子に関しては5種+エイズワクチンをおすすめしてます。
また、今回猫のワクチンの種類を変更しました。
新型コロナウイルスと同じように、感染症の原因である細菌やウイルスは、流行する株(型)が様々あり、変化していってます。
当院では、日本で流行している病原体に対応し、安全性に考慮した国内の混合ワクチンを取り入れています。
ワクチンのことで、相談、気になる点がありましたらお気軽にご連絡ください。
