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犬猫の食べてはいけない食べ物

こんにちは!動物看護師の石野です。

今日は犬と猫が食べてはいけない食べ物についてご紹介します。

たまに当院でも「机の上に置いていたチョコパンを食べてしまって…」などの理由で来院される方がいらっしゃるので、今日は犬猫が食べてはいけないものや、食べてしまった場合の症状について詳しく知っていきたいと思います!

 

・チョコレート

皆さん既にご存じとは思いますが、チョコレートは犬猫にとっては毒になります。

特にカカオの含有量の高いビターチョコレートなどは、テオブロミンというワンちゃん猫ちゃんが体内で分解できない物質が多く含まれており危険です。

食べてしまった場合の症状としては、4~5時間から半日後に嘔吐下痢や失禁、進行すると震え、頻脈、痙攣などを呈します。甘い匂いで特にわんちゃんが食べてしまいがちなので気を付けましょう。

 

・ネギ類

さて、こちらも有名ではありますがあらためて紹介しておきましょう。玉ねぎやニラ、ネギは犬猫が食べると赤血球が破壊され、溶血性貧血を引き起こします。

症状は貧血、血尿、嘔吐下痢などがあります。少量でも危険ですので、食べてしまった場合はすぐに動物病院に連絡しましょう。

 

・ぶどう

生のぶどうはもちろん、干しぶどうやレーズンも危険です。ぶどうを食べてしまうと嘔吐下痢などの消化器症状の他、重篤な場合は24~72時間以内に急性腎不全を引き起こします。ぶどうを食べてしまった場合は元気そうに見えてもすぐに動物病院に連絡しましょう。

 

・アボカド

アボカドに含まれるペルシンという物質は嘔吐下痢や呼吸困難を引き起こす可能性があります。また、高脂肪のため膵炎などにつながることもあります。

 

犬猫が食べてはいけないものを食べてしまった場合、催吐処置と言って胃の中身を吐いてもらう処置を行うこともあります。こちらは比較的負担が少ない方法ではありますが、胃の中に食べたものが残っているのはせいぜい2~3時間以内なので、注意が必要です。

また、ここまで紹介したのは代表的なもので、他にも犬猫が食べてはいけないものはたくさんあります。普段食べないものを食べてしまった場合には動物病院に連絡するのが良いでしょう。

まだまだ暑い日は続きますが、人間も動物も体調に気を付けて楽しい夏を過ごしましょうね☺